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上京民商ニュース 2019年2月4日号

顧客との信頼関係築き、西陣の地で創業97年

消費税増税中止署名も奮闘中!

京商連ニュース2月7日号・2面「地域で生きる」に掲載予定だった記事を、上京民商ニュースで紹介します。待賢支部・間野一三さんに商売・人生をお話していただきました。

間野多平商店の野間さんご夫妻今年創業97年目を迎える間野多平商店は、西陣の真ん中に店舗を構え、西陣織着物、京友禅を中心に呉服全般を取り扱う専門店です。

店舗販売だけでなく、京都市内、滋賀県大津市、大阪府下各所、山口県萩市、島根県松江市、富山県内各所にて展示会を精力的に開催しています。

強権的な税務調査が入会のきっかけ

間野多平商店は大正11年に千本三条で一三さんのお父様・多平さんが染屋職人としてスタートされ、昭和21年に、ご両親が今の地に呉服店を開業されました。

民商との出会いは、一三さんが小学校一年生の時、NHKの朝ドラ『まんぷく』にもあったような強権的な税務調査が起こり、知人の紹介で民商に入会されたそうです。

「学校から帰ると、タンスやらに『差押さえ』の赤い紙がバシバシ貼られていたのをよく覚えてます。子供心にも何か大変なことがあったんや、と思いました」「民商は、税務調査で困っている時に、会員同士団結し励ましあえる場。職人や商売人、労働者に対し確定申告や国保の減免、知らなかったことを教えてくれるのが民商」と語る一三さん。

妻の春美さんも、「わからないこと、知らないことを民商で教えてもらった。異業種の方の苦労話や同業の方の話を会議で聞き、人と話す時にタメになる。お客様との会話で、西陣の現状を伝えることができる」と話します。

間野多平商店は開業から今まで無借金で経営されています。一三さんに商売の基本を教えた母・静枝さんが「商売は堅実経営が基本」と厳しく言われたそうです。

春美さんは、「お客様との信頼関係が一番大切な商売。「色も柄も間野さんに任せるわ」とお客様に言ってもらえるのが本当に嬉しい」と笑顔です。

《昭和50年から出張販売始める》

間野多平商店「松江に帰る友人に『実家の姉に着物を見せてほしい』と言われ、車で松江へ。そこでお姉さんの友人も紹介してもらえ、友人の実家のお寺さんの本堂で展示即売会を行い、着物が20着売れました」。これをヒントに展示会場と顧客を増やし、今では南は九州・福岡、東は富山まで販路開拓をしています。「取引先をどんどん広げていかないと地域販売だけでは難しい。今から10〜20年前に村上事務局長から『店のアンテナを高くしないといけない、色んな情報をキャッチしていくことが大事』と言われ、それが心に残って商売に活かされているんです」。

間野さんが商売で一番気をつけているのは、「お客様が着物を着られる日までに必ずお届けすること。運送日が間に合わないなら、たとえ商品が一つでも、遠方でも自分で持っていく」ことです。丁寧に一人ひとりに声をかけながら、きめ細かい対応を常にしてこられ、お客様との信頼関係を作り上げています。

《地域のボランティア活動も》

民医連のある介護施設の屋上のお花の世話をしている間野さん。その施設は、以前お母様が入所されていた介護施設で、7年前に屋上に行ってみると、花壇はあるのに花はなく、ほったらかしに。職員さんに声をかけ、友人と一緒に土の入れ替えから苗植えを始め、今もお世話をされています。「入所されている方も職員さんもお互いが心穏やかになれる環境をつくる助けになればと思って。花を見て、心がほっとなってくれれば」と話す間野さん。

26歳の頃から続けている寄せ植えも介護施設にプレゼントしたり、ソフトバレーも27年間され、3年前からは鈴虫の繁殖も始める(昨夏2千匹が孵化)など、多趣味です。

《消費税増税は中止させよう》

会長になって3年、いま「消費税10%中止を求める請願」署名に奮闘しています。「消費税が導入されてから景気はどんどん悪化。呉服となると余計買うのを控えられる」。

間野さんは、「不満をため込み、諦めるのではなく、声を上げることが大事。その一番簡単な方法が署名。増税はアカン!と世論を大きくすれば、必ず政治は動かせる。そう本気で思っているから署名を集めるんです」と力強く話します。