フリーダイヤル0120-22-0000 営業、税金、資金繰りや融資、健康など、商売に関してお困りの場合は、京商連のフリーダイヤルにご相談ください。

お問い合せはこちらへ

京商連のブログ

[ホーム]>[運動]>[11.14公契約フォーラム(参加報告)]

公契約フォーラム 【ミニレポート】

□税金で貧困を拡大するな!働くルール破壊を許すな!

 「公契約条例」聞きなれない言葉でしょうか?

今、「格差と貧困」が大きな問題になっていますね。

ここで見逃せないのは、国や自治体の発注する公共工事や委託事業の現場で低賃金・劣悪な労働が広がっていることです。『税金で貧困を拡大する』ことをストップするために、そして住民の福祉を守り公共サービスを低下させないために、発注や委託のルールを定める「公契約条例」制定が熱い視線を浴びています!

京都でも「公契約条例の制定」を求めて、フォーラムが11月14日(水)午後6時30分より京都テルサ会議室で開かれました。

報告者は次の方です。

○久保貴裕・大阪自治労連行財政部長
○中村和雄弁護士(京都市長候補)
○北村喜義(京建労副委員長)

久保貴裕・大阪自治労連行財政部長

久保貴裕さんは、パンフレット(大阪自治労連のサイト内)にもとづき報告されました。

一番強調されていたのは、「安ければ良し」という考え方で公共工事・委託事業が発注されることで、最終的に「住民、利用者の安心・安全があぶない!」ということです。その実例として埼玉県・ふじみ野市のプール事件を詳細に報告されました。詳しくはパンフレットをごらんください。

中村和雄弁護士

中村和雄さんは、10年も前から労働基準監督署に「偽装請負」を告発してきたことを報告。現在「偽装請負」は摘発されているが、単に「派遣」に置き換えられている実態を怒りを込めて告発しました。

その上で、京都市で小中学校への空調機器の取り付けが一括PFI方式で大手に発注されたことを指摘。地元業者には仕事が回らない仕組みだと批判しました。さらに、京都市でもバス事業、ごみ収集事業の三分の一が委託事業となっていること。この委託事業が、貧困を生み出さない仕組みづくりの重要性を強調しました。

そして「京都市は公共事業に対してかなり厳しい環境規制を実施している。公共事業における労働条件を規制するのも当然のことです」と語気を強めました。

北村喜義(京建労副委員長)

北村喜義さんは、実際に公共事業への入札をしている実態を報告されました。そして「公共事業の現場で保険証を持たずに働いている例が増えている。日額6000円程度で仕事をさせられている実態がある」と告発、建設労働者の賃金ルールを確立させる必要性を訴えました。

意見交換

フロアからは全印総連の労働者が京都市の印刷物の受注の実態を告発しました。

「京都市においては印刷は物品扱い。電子入札導入以降、最低価格なしの底なしの状態。予定価格がそもそもとんでもない金額。私たちの交渉で市の担当者も『予定価格は積算できない。単に予算に合わせて発注しているだけ』と回答しました。業者の方も何とか現金を回せればいいとムチャクチャな価格を受け入れている。仕事をとっても異常な短納期。そして契約後の変更もムチャクチャで100ページで契約したものが200ページになるとか、半分原稿が入れ替わるとか信じられない事態。そして担当者も『泣いてくれ』の一言です」


公契約条例制定を求める運動は広がっています。2007年2月現在全国で275の都道府県・市町村で「公契約法制定を政府に求める」意見書が採択されています。

「京都市でもぜひ公契約条例の制定を」と強く思ったフォーラムでした。

資料・参考

公契約法・条例の制定で公正な社会と地域経済の再生を」(大阪自治労連・パンフレット)

中村和雄氏のマニフェスト(氏のホームページからどうぞ。)